【未来への鍵】「気候問題」を少しだけ生活に取り入れる
気温上昇を食い止める為に、個人がほんの少しだけ気候行動(マイバック、マイボトル、プラ削減他)をすると言うことに意味はあるのか?
結論から書くと、《意味はある》個人が少しだけ意識することによってこの地球を守ることができる、と言うことを書いていきたいと思います。
気候問題
気候問題は今や世界中で取り組まなければいけないとされる問題になっています。
なぜ、今それを国も企業も個人でも必死になりやる必要があるのか?知っているようで、意外にわからないかもしれません。あまり身近に感じられない為に取り入れたくとも面倒や時間的に余裕がないと感じているかもしれません。
けれども、今世界中で子供や学生だけでなく、大人も加わっての地球的規模で行われている市民デモは、何百万人規模になり、このような危機を大勢のひとが感じるのはどうしてなのか?
立ち上がらなければいけなかった理由がそこにはあります。
臨界点は+2℃
今世界中で気候変動と闘うための目標として、気温の上昇を+1.5℃に抑えなければいけないと言われてます。これが1.5℃に抑えられずに、2℃以上になるとその先は少しずつ上がり始め臨界点と呼ばれるところを越えてしまうと、もう抑えることが出来なくなり気温は上がり続けてしまう可能性が高いと研究者の意見があるためです。
気温が上昇してしまうとCO2 を吸ってくれる森林が減るだけでなく、森林以上にCO2 を吸ってくれる海も海水の温度が上がると、取り込むことが出来なくなります。北極の氷も溶けだし、そこに含まれているメタンガス(CO2 の20倍の濃度)も空気中に放出され、これらの現象の相乗効果で気温上昇を抑えられなくなります。
そうならないためには、この1、2年の取り組みが非常に大事で、もはや未来はそれにかかっています。そして温度上昇を1.5℃に抑えることは、今の時点であればまだ不可能ではありません。
けれども、もし止められなかった場合、今世紀末(今生まれた子供が80歳になる頃)には、気候の大変動で干ばつ、森林火災、無数の動植物の絶滅やパニックが起こると考えられています。
そのために世界中でデモが起こり、市民が立ち上がることによって、国や政治家や企業に訴えているのです。
ある子供は大人に向けて「あなたは寿命で亡くなるけど、私は気候変動で死ぬ」と訴える子もいるのです。
知れば行動できる
この1.5℃に抑えるためにはCO2 排出を年間で7.6%削減しましょうと言われていて、この7.6%と言う数字は、例えば国民一人当たりレジ袋10枚もらう内の1枚をマイバックにすれば減らせる数字だそうです。7.6%というのはそのぐらいの数字で、これは一人が無理をしながら色々な削減をするのではなく、
国民みんなが認知することによって一人がほんの少し意識すれば変わる数字です。
ドイツで事業を行いながら環境活動家として世界を飛び回る谷口貴久さんもそのように言われていますが、「一人の100歩より、一人の一歩」
大事なのは、ひとりががむしゃらに頑張る社会ではなく、一人ひとりが現状を知り、少しずつ力をあわせて行えばその方がずっと大きな力になる、と言うことだと思います。
最後に
私も先日記事にしたように、プラスチック削減を個人で試したらなんだか虚しくなったとかきましたが、
そうではなく、この少しの意識を持つことで大きく変わることができると言うのが実感できたので、これは今後個人で何かに取り組む時も力になるし、また一人でも多くのかたが知ることによってさらに大きな力になるように願っています。