共に生きたい

地球に優しい生き方を模索中 日々の気づきを綴ります

自分に起こったパラダイムシフト

スティ―ブン·R·コビィ―著「7つの習慣」を読み返してみた

この時期に読書をしようと古い本を本棚より引っ張りだした。

今やこの本は世界中のビジネスマンだけでなく、私のようなちょっと変わった主婦にも読まれる良書になっているけれど、私がこの本を知ったのは20年以上前に図書館で初めて手に取った時。

読んでみたらとても衝撃を受け、すぐに自分用として買い直し、それ以来持ち続けている。何かに迷うとこの本を引っ張り出して答えを探し、今では私の人生の指南書となっています。

今またそれを読み返して見たくなり、手に取ってみる。

その本の一番最初に書かれているのが、人生のなかで起きるアハ体験によって、大きく方向転換し、人生を良い方向に導くパラダイムシフトのこと。

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アハ体験って知ってますか?

ある時自分の思っていたことが180度ガラリと変わる瞬間があります。その体験のことをアハ体験と言うのですが

アハ体験とは、、、、

脳科学の分野で注目され、一方向から見ただけでは解らなかったことが、違う方向から見ることによって初めて気づく瞬間を体験することです。

アハ体験が日常のどこかの時点で起きると、その体験の衝撃が大きいほど、個人の心に大きいパラダイムシフトが起こると書かれています。

この本で言うパラダイムシフトとは今まで持っていた自分の常識や見えかた、判断のことで、、それがアハ体験によって別の見方に気づき人生をより良い方向に持っていく変化の事です。

 

私に起こったパラダイムシフト

私もあるきっかけで、半年前に自分の食べている物に対しての気づき、アハ体験が起こりました。

それによって自分の今食べている肉がどこから来たのか?どうやって食物になったのか初めて意識的に知りました。

意識的と言うのは、それまでもちろん牛や豚や鶏を屠殺して肉にしていたのは知っていても、本当の生きたその命が背後に感じられた事が一度もなく、知ってはいても意識することなくいたからです。

けれども、そこには工業畜産と言う悲しい現実がありました。早く、安く、多く生産するための犠牲を背負ったのは人間ではなく動物でした。

その利益は動物の痛みや苦しみの代価として得たもので、無惨な扱いをせざるを得ないシステムができあがっていった事を知りました。

 近代の工業畜産が私達に与えてくれたものはきっと大きかったでしょう。

でも私はもういいや、とおもいました。ここまで命を踏みにじるような行いの代償としての肉ならまっぴらだと思った。

そう思えるほどの強い心のショックを経験した事によって、日常の中に潜む?ハテナと思うこと、経済優先がどのような問題があり、私達に深く影響しているのか?

環境をどれだけ脅かし、地球の寿命を縮めているのか?

それ以来今まで疑問にすら思わなかった様々な事柄が、問題意識として感じられるようになりました。

これは自分の人生においての優先順位が大きく変わった瞬間です。

最後に

今地球がパラダイムの転換を必要としているように見えます。

私達はみな「宇宙船地球号」に乗った同士であると書いてある本を見たことがあります。

この広大な宇宙に浮かぶちっぽけな地球に住む人たち、皆同じ船に乗り合わせた乗員同士でないかと思わずにはいられません。

自分だけ助かることはできない、私達は運命共同体なのですから……。

地球はどこにたどり着こうとしているのでしょう?

今はそれがわからなくても、どこかに向かって進んでいることは確かです。

そのたどり着くところが、愛のある場所であってほしいと願います。