共に生きたい

地球に優しい生き方を模索中 日々の気づきを綴ります

今の自分にできることを探す

一年前の今日、何があったか知っていますか?

そう言われても、わかる方はいないと思われますが…。

 

トヨタの社長、豊田章男さんが米国バブソン大学の卒業式でのスピーチをした日なのです。ってわかる方はいないですよね(;^_^A

 

でも当時話題になったので、それなら見たという方もいるかもしれません。

私は昨日それを初めて見たのですが、そのスピーチがちょうど一年前だったことも何かの縁と思い、何よりそのスピーチが素晴らしく感動したので書いてみたいと思います。

 

私のような主婦が知っているトヨタのイメージは

・大企業

・名古屋が拠点

・リコール問題でかなり業績を落とした

・ホンダしか乗ったことがない

 

最後のはトヨタの印象ではありませんね、うちの歴代の車の事です(笑)

 

主婦ならではのざっくりとした、誰でも知っていることしか知りません。

ほかの方のブログで取り上げられていた豊田社長の「会社としてのコロナ後の社会的役割」てきな言葉が印象的で、人物像を知りたくて検索しました。

(その言葉も載せたいくらいですが長くなるので、伝えたいことはたくさんあるのだけど(;´Д`)今回はやめます。)

 

 

その名門バブソン大学での卒業スピーチの題が

「さあ、自分だけのドーナッツを見つけよう」です。

くだけてます。

名門大学生を相手に、小学生が食いつきそうな題でいいのでしょうか?

でもスピーチを聴いてみると、ドーナッツを探すことは人生において大事なことだ!!と思えましたよ(笑)

 

ドーナッツは当時勉強に一生懸命で、ほかに何の楽しみも見つけられなかった豊田社長が、アメリカンドーナッツのおかげで、楽しみが見いだせたというおはなし。

 

「幸せな人生に何が必要か

喜びをもたらすものは何なのか

自分自身で見つけ出すことが大切です」

ということをドーナッツを使って面白おかしく語り、学生に大うけされていて、こちらまで幸せな気持ちになります。

 

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 そしてそれ以上に、豊田社長の人間性が素晴らしいと感じたのが、あのリコール問題の時と思われる話。

自虐も交えながら語る懐の深さ。

この年代の偉い方には珍しい親近感のようなものを感じました。

 

ひとそれぞれだと思いますが、私が印象に残ったのは人とは少し違うかもしれません。

明るく、夢を与えるような門出の言葉のなかから見えたものは、困難を耐え忍んだ人の姿でした。 

 

あのリコールのころの地獄から、どれほどのものに耐え、そこから多くのものをつかんできたのだろうと想像せずにはいられません。

これは想像でしかないですが、普通の人なら、精神的にまいるか、誰かに社長業を譲る選択をするとか、とにかく大変な時だったと思います。

 

人は苦難を超えたときに、こんなにも包み込むような優しさや、深さを身に着けることができるのだなと思いました。

それなりの位置に置かれた方の試練はやはりそれなりに大きいのです。

三代目だから楽をしているとか、そんなことはないのだと思いました。

 

やはり高い志を持った方の言葉は心にしみます。 

 


豊田章男 米国バブソン大学卒業式スピーチ 「さあ、自分だけのドーナツを見つけよう」