知的好奇心 〈世界はただ一つの同じ種類の人間だけ〉
人類史が好きなので、人類ってどこから始まったのか?とか
どんな歴史だったのか?とか
そんなことにすごく興味がある変わった主婦です(*^_^*)
調べると人類の祖先はみな共通して同じホモサピエンスという種なのだそうだけど、ここで疑問が大きくなる。
人類は共通の祖先をもっているのに、なぜこんなに肌の色や、見かけが違うのか?
人種っていったい何なのか?
私の知的好奇心がむくむくと出てきて、いろいろと調べてみました。
世界のすべての人は同じだった!
調べてみて驚いたのは、実は白人であっても黒人であっても黄色人であっても同じホモサピエンスだったということ以外に、遺伝子的にほとんど差異がないということ。
人種
人種とはヒトの分類の概念。
今日では科学的妥当性は認められず、文化的概念とみなされている。
(中略)
20世紀後半、遺伝学的研究によって、いかなる生物学的意味においても「人種」は存在しないということが立証された。
全人類は一つの種ホモサピエンスに属し、今日その種内のすべての人間は遺伝学的にきわめて類似している。
ヒトを人種に分類できる遺伝的指標は存在しない。
今日では大多数の研究者は人種の代わりにクラインという概念を用いる。
〈ブリタニカ国際大百科事典〉より引用
でも見た目が全然違うよねという問題はどうだろう?
これは遺伝というよりも、長く環境的な影響を受けてきた結果であるらしい。
赤道近くであれば、皮膚にあるメラニンが太陽光のダメージから皮膚を保護するために、長きにわたって環境に順応してきた。メラニンが多いほど肌の色が黒くなる。
人種という言葉の陰にあるもの
これを読むと、どうやら遺伝的や生物的には同じ種というのが近年わかり始めているけれど、どうも人々の心の中には、なにか分けたい心、差別や優越感が残っているのかもしれないなということを感じる。
ということは、これは人間の心の中の問題では??
もしみんな同じ人種になって、見かけが全く変わらなければ差別は無くなるのかな?
でも新しい「くくり」を何か考えだせば、得をする一部の人がいるとしたなら、同じようなことは起こる可能性が高い。だから人種というのが実は本当の問題ではないような気がしますが……
最後に
調べてみると自分の信じてきたことはなんだったのか?と思うことは度々あるようです。信じていたことは、簡単に時代やテクノロジーの進化でどんどん変わってきます。
新しい時代の新しい価値観を私達も柔軟に受け入れる変化の時が来ているのか?
目に見えて変わるには時間が必要な気がします。
このような問題は知らなくても済むことでもありますが、やはり悲しい問題に突き当たるとなぜなのか?と深く知りたがってしまう自分です(=_=)
社会の大きな問題であっても、問題は人間一人ひとりの心というものに起因しているように感じます。