共に生きたい

地球に優しい生き方を模索中 日々の気づきを綴ります

【フレキシタリアンという選択】世界は変化してきている

 

従来の物質的な生き方に違和感を覚える人が増え始め、そして変化は食生活でも同じように若い世代を中心に現れ始めているようです

 

 そんな中、今回はずっと前から気になっていたフレキシタリアンについて書いてみたいと思います

 

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フレキシタリアンとは食を柔軟に考える人

フレキシタリアンの名前の由来は

フレキシブル(柔軟な)+ベジタリアン(菜食主義)

と言う造語で

「基本はベジタリアンだけれど、食事に対して柔軟な選択ができ、時には肉や魚も食べる人」

と定義されています(オックスフォード辞典)

 

 欧米を中心に「肉は少ない方が身体に良い」という認識が浸透してきました。

肉食が肥満に繋がるだけでなく生活習慣病、心臓疾患やガンなどに深い関わりがあることが医学的にも認められてきています。

 環境にも大きな負荷がかかり温暖化の主要な原因にもなっています。

動物の倫理的な側面から肉食に反対していて、動物を殺してまで食べる必要性を感じないという若者も最近は増えてきました。

 

日本では菜食中心の食生活を送る人は少数派ですが、世界を見るとベジタリアンヴィーガンの人が急速に増えてきています。

 その人達が食べる植物性のお肉の需要は伸びてきていて、スーパーでも取り扱う商品は増加する一方で、ヴィーガン食を扱う企業も未来を見据えて開発に余念がありません。

 

 けれども菜食主義に興味があっても、厳格に肉や魚を禁止するベジタリアンヴィーガンという食生活は不便でストレスがあると思う人も多いのも事実です。

 

健康の為にベジタリアンを始めても現代の生活にマッチさせる事ができずにやめていく人もいます。

続けていく為にはかなりの労力や覚悟が必要になり、友人の集まりや飲食店でも苦労することになります。

 

そこで生まれた

フレキシブルに食を選択できるこのフレキシタリアンが多くの支持を得ています

そして若い人の間ではフレキシタリアンダイエットが数年前から流行っているとか、

何か限られた食品のみを食べるダイエットはあまり支持されず、バランスの取れるこのダイエット方が注目されています

 

いつもは野菜を中心にした生活をしながら、たまには肉を食べるという食生活は精神的にもプレッシャーが少なく食べてしまったという罪悪感を持たずに済むかもしれません

 

私も、菜食主義に興味を持つ人が最初から諦めてしまわないように、誰でも気軽にできるというこのフレキシタリアン的考え方はもっと広がってほしいなと思うのです。

 

フレキシタリアンが未来を変える?

 

私自身も動物の苦しみを知ってから肉を食べるのをやめてきましたが、今の日本で生活していく上で不便だと思うことは多いです。

 食事を作るのもかなりのプレッシャーを感じていたし、親族の集まる席でせっかく作った料理を断る事も、捨ててしまう事も今の私にはできません。

気持ちはヴィーガンですが、実生活ではフレキシタリアンですね

 

それでもフレキシタリアンの人が世界中で増えてきたとしたら、きっと環境や動物、個人の健康も著しく改善されていくのではないでしょうか?

 

環境に対するエコ活動と同様に、個人でできるフレキシタリアンは未来を変える力を持っている可能性を感じます。

毎日食べていた肉を一週間のうちに半分にしたり、それが成功して心地いいと感じられれば、週に一回にするとか…

 

 そしてフレキシタリアンという選択は、単純に肉を減らすというだけでなく

 自分は未来のために何を選択していくのか?を考える良い機会になるのではないかと思います。