共に生きたい

地球に優しい生き方を模索中 日々の気づきを綴ります

尊敬する人

 

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

 

昨日敬老の日に子供にとってはおじいちゃん、おばあちゃん。

私にとっては父と母ですが、一緒に食事の時間がとれました。

 

このコロナ禍で子供たちは、なかなか会えなかったので

久しぶりにお互いの元気を確かめてとても楽しいひと時でした。

 

 

誰に対しても温和で頭もきれるおじいちゃんのことを

私も子供たちもとても尊敬しています。

 

父は結婚する前から

「サラリーマンになりたくない、人に使われたくない」と

一代で会社を興して様々な苦労の中、現在までやってきました。

 

「若い頃は徹夜の連続で血のおしっこがでた」と

随分と昔の事なのに、今もそのフレーズをよく口にします。

 

だれにも言えないし、頼れない心境を

何度も越えてきたんだろうなと想像します。

 

時代の波にもまれて、苦労している時期を子供ながらに感じていました。

夜中に帰宅し、土日も構わず働いていたので

父との出かけた思い出がほとんどないのにも関わらず

私達子供たちは父に恨み節を言うことはなかったです。

私たちはいつも、その頑張る背中を見ながら育ったので

子供ながらに無理を言ったらいけないと思っていたと思います。

 

 

そしてその頑張りは半世紀過ぎた今も続いています。

84歳になっても現役で働き

毎日家から会社まで歩いて往復しています。

 

 

おぼつかなくなった足元が心配で

もう隠居してゆっくりしてほしいと何度頼んでも

首を縦に振ることなく頑張ってる。

 

会社に行っては誰かの相談に乗ったり

数字とにらめっこして頭を使っている。

90までは頑張りたいと言っているので

願いをかなえてあげたいと思う反面

ハラハラさせられている家族の身にもなってほしいと

ぼやきたい時もあるのですが。

 

 

でもこれほどの情熱をもって長年仕事をしてこられたのは

ある意味とても幸せなことだと思う。

 

父にとって仕事は

やらなければいけないものではなくて

やりたいもの、

貴重な残り少ない時間も

まだまだそこに使いたいほどのものなのだ。

そんなものを持っているというのはなんともうらやましい。

元気で願いをかなえてほしいなと思う。

 

 

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