娘が親のもとを巣立った日
娘がとうとう独立した。
他の方のブログの中でも、近しい友の話しでもそんな時、どんな思いになるかということはよく見聞きしていたけど、いざ自分がそうなってみると聞いていたのとは違う思いも出てきた。
とりあえず正直に書くと、めちゃくちゃすっきりしたー。(笑)
一抹の寂しさがないとは言えないけれど、なんというか肩が軽くなったというか、また一つシンプルになったというような。
よく聞いていたのは、寂しくて泣いたというのだけど、私に限って言えば寂しいよりも「よりシンプルになったー」と思う喜びが多い。
私は母性が少ないのか?
我ながら結構薄情な人間だったと思うのだけど、本当だから仕方ない。
娘が家を出て行ってから、家の中をすごい勢いで片づけだした。
お風呂場も洗面所も女の子だからということもあるけど、ものであふれていた。
使いかけのクリームやピンや何かわからない化粧道具や……。
娘は片づけることが小さい頃から苦手で、物がありすぎるのだけど勝手に少し片づけると怒ったりするのでたちが悪い。
それでいろんなところをすっきりさせて、頭もなんだかすっきりとしてきた。
そして今までの娘とのことを振り返った。
娘は「わたしの持っている枠を取り外す為に私のもとにやってきた」と今ならわかる。
とにかくいろいろとあった。
私の持っている子供像とでもいうのかな?
そういうものをことこどく壊された。
とにかくパワフルでよく言えば創造性の長けた子だった。
今まで色々あった出来事を、書く自信がないのでここでは書かない。
愚痴っぽくなるのも嫌だし、今思うとすべては一本に繋がっていた気がしないでもない。
私の既成概念を壊して、人間的に成長させてくれる立役者だったこと。
もちろん娘が悪いわけではなく、娘の個性だと受け入れるには私があまりに未熟だったこと。
そして長い期間をかけて「得てきたもの」は確かに今では私の宝になっていると思う。
今子育てしている人に、
「子供はすぐ大きくなるからもう少しの辛抱」などと言うつもりはない。
私は親に相談したときも、散々この言葉を言われてきた。
幼稚園の時は、小学校に入ったら楽になるよと言われ
小学校になったら中高生になったらマシになると言われ
高校生になったら、いつか親の苦労がわかると言われ
そう言われ続け、「一体いつ楽になるの!!!」と思っていた。
だから今子育てして辛い人にそんなことは言いたくない。
「なるようにしかならない。
心配してもしなくても同じ。
なら心配しないで、自分の気持ちが楽になること探して
少しでも楽しんで。」
そんなことを伝えるかな。
そんなことしか伝えられない。
あんまり参考にはならないな。
娘のことも時間がもう少し立てばもっと違った書きようがあったかもしれない。
でも今の自分の正直な思いを書いておく。
これから一人でうまくやれるのか心配するけど
小さい頃からなんでも果敢に挑戦して
負けず嫌いで、男勝りで、女の子にしとくのはもったいない子だった。
これからも応援してるよ!!