世界はオリジナリティ(独創的)
これまでの自分の人生のほとんどを
自分を一生懸命好きになろうとして費やしてきた気がする。
どうしても自分が好きになれずに悩み、悪いところを矯正しようと試みてきた。
全ての日常の動機づけが、~だから私は認められない。
~だから私はこうしなければ。
それをそろそろ終わらせたいと思っている、もう十分悩んだ。
たぶん人よりも多く解決策を試してもきた。
きりというものはない、きっと一生続いてしまう。
散々自分で自分を傷つけてきたから、もういいよね。
ここらへんで根本から変えたいと思う。
そう思ったのは、今朝こんな気づきがあったから。
この世界にある物質はすべて固有の性質を持っているということ。
例えば磁石はプラスとマイナスという両極の性質を持ち、その性質に合うものをひきつける。それに対してそれはけしからん、とはならない。あなたはそういう性質ねとただ単に受け入れるだけ。
例えば水は温度が低くなると氷になり、温度が高くなるとぐつぐつと湯気をだして沸騰する。別の側面では気体となり空に浮かぶことも出来る。
その性質に別に文句をつけることもない。
文句をつけたところでどうしようもない。
そこにはただ、そのような存在が在るというだけ。
この自然界の物はすべて固有の特徴を持っているし、生物も同じで、動物や昆虫類などもユニークな特徴をそれぞれ持っている。
人間も自然の一部なのだから、それぞれが唯一無二のオリジナリティを持って生まれているはずだし、それが個人を識別するものの一つにもなっている。
そう考えたら、ほかのものを受け入れるのと同じように、自分自身もただ良い悪いの判断はなく「そういう性質で存在である」ということを受け入れるということが腑に落ちたのです。
自己否定と自己嫌悪の歴史だったと言ってもいいほどの自分の人生が可哀そうになった。それは親から植え付けられたものかも知れない。
でももう私は大人で、自分でどういう選択をするかを自由に選ぶことができる。
親を恨んで何かが始まるならそれもいいけど、それはないことはもうわかってる。
だからこの世界のものすべてが、ただそこに在る様に、自分もただ在るということを受け入れていこうと思う。