奄美大島、加計呂麻島(かけろまじま)
九州と沖縄の中間に位置する奄美群島を知っていますか?
ひょんなことから出発の3日前にお声がかかり、そこへ急遽旅することになりました。
両親が以前から申し込んで楽しみにしていたらしいのですが、父親が出発の数日前に転んでけがをしてしまい、何の引き寄せか?自分が行くこととなりました。(^^;
けがは大したことはないのですが、ツアーだったので「人に迷惑をかけたくない」ということで私が母と行くことになったのですが、なんせ南の島はあまり得意ではなかったので行くまでは気がのらなかったですが、初めて訪れた奄美大島と加計呂麻島(かけろまじま)はとっても素晴らしいところでした。
奄美大島にある加計呂麻島をはじめ、喜界島、徳之島、与論島などいろいろな島があります。
どこも自然の宝庫、素晴らしい色をした海が広がっています。
私が行った奄美大島は大島紬で有名ですが、他にも黒糖で作られた日本の他では見られない黒糖焼酎やキビ砂糖の加工品、鶏飯などがありました。
マングローブの森も広がっていて、その中を人生初カヌーで森を眺めながら動植物と触れ合う体験も出来ました。
沖縄同様、戦跡地も多く残されていました。
以前鹿児島の知覧にある特攻平和会館について書きましたが
知覧が空からに対して、
この加計呂麻島からは海から、一人乗りまたは二人乗りの小さいモーターボートに爆薬を積んだ特攻部隊が出発した地でもあります。
ここは大砲がおかれていた跡地、木々の向こう側は海が広がる
弾薬が保管されていた倉庫
気温28℃とまだまだ夏の気候の奄美は海で泳げるそう。
私は泳ぎませんでしたが……。
雨の多い地方でもあるので途中降られましたが、大体晴れの天気にも恵まれ楽しめました。
旅から自分の家に戻ると、だれでもホッとすると思いますが、
今回の私は何故かとっても後ろ髪がひかれる思いになり、日常に戻ることに感傷的な気持ちになってしまいました。(ノД`)・゜・。も、戻りたくない……。
それ程島のゆったり流れる時間に、心から浸っていたのでしょうね。
日本には北から南まで素敵な場所がたくさんあります。
コロナ禍の中でこんな素晴らしい体験が制限されてしまい、残念でなりません。
たくさんの旅好きの人の心の安定にもなっていただろうし。
ドイツのメルケル首相が以前、自粛期間中に言ったように、
「私達は好きな時に、すきなだけ移動し旅をして、やりたいことをするのに慣れています。私たちの自由な人生の基本です。」
こう語って自粛を余儀なくされている国民を労っていましたが、本当にそうだと思います。
早く心から旅を楽しめるようになって日本もそうですが、世界中を自由に旅する時がきてほしいなと思います。