本📖「生き物の死にざま」より~本当の弱肉強食~
弱肉強食と言えば、
やはり頂点に君臨している「百獣の王ライオン」が真っ先に頭に浮かびますが、みなさんもそうではないですか?
それでは質問です✋
そんな自然界の頂点にいる「百獣の王ライオン」はどのような最期を遂げるかご存じでしょうか?
私は君臨し続けたまま年を取って死んでいくとばかり思っていました。
だっていつでも優雅にメスライオンたちに囲まれて、悠々としているサバンナのライオンしか見たことないから………。
でも違いました。
ライオンも最後はたった一匹になり、広いサバンナで王として君臨していた姿なく、他の動物に狙われ、最後には食べられてしまうのです。
ライオンもこの世界の掟、弱肉強食から逃れることができない運命なのですね。
そう考えると、いくらこの自然界に君臨していようと、厳しい野生の世界というのは平等に出来ているんだなと思う。、、、涙
そのことを知ったのはこの本です。👇
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他のブロガーさんがタコの生態を紹介していたので、興味がでて読んでみました。
この本で、ライオンのことも書かれていました。
ライオンが狩りをするのは、数匹のメスライオンがグループを組んで、シマウマやバッファローなどのウシ科の草食動物の主に子供を狙います。
子供を狙うのは、ライオンと言えども、大人の動物達に命懸けで反撃されればケガを負って命を落とすこともあるからです。
狩りの失敗が続き獲物が捕れないと、幼い子供のライオンから先に犠牲となって死んでしまいます。
草食動物は通常は一回の出産で一頭の子供を産むけれど、ライオンは一回の出産で2~3匹の子供を産む。
それだけ自然界で生き残っていく確率が低いということなのです。
オスライオンはというと、
強いオスは群れのリーダーとして君臨する。
しかし、力のないオスは群れを追い出される。
これがライオンの世界の掟だ。
王者たるリーダーも永遠ではない。
年老いて衰えを見せれば、若いオスに群れを乗っ取られ追い出される。
そして悲しいことに、王の血を引く子供のライオンたちも新しい王に殺されてしまう。
「生き物の死にざま」より
追い出されたライオンはどうなるのか。
たとえライオンと言えども一匹で狩りをするのは簡単ではない。
追い出されたオスライオンは満足な食事もできずに飢えて動けなくなるという。
そしてそれを待つかのように、周りにはハゲタカやハイエナ達が集まり衰弱するのを待ちかまえる。
そしてライオンがいよいよ動けなくなると、待ち構えた動物たちによってまだ息があるうちに餌食にされてしまうのだ。
自分たちがそうやって狩りをして生き延びてきたように、ライオンも弱ってしまえば他の動物達の餌でしかない。
私は動物がとても好きなので、人間がたべるために飼っている家畜動物など、今の現状に心を痛めてきました。
けれど厳しい野生の世界を知って、
野生の動物でも決して楽に自由に生きているわけではないのだとちょっと複雑な心境に……。
どんな動物でもどんな環境でも
動物達はその本能で、その一生を生きている。
そのピュアな心がまた心に響いてきた。